小野神社とは
小野神社へようこそ。
小野神社と銘打っておりますが、実際に土地・建物としての社や神社を構えているわけではございません。
「小野神社」という名前で仕事をさせていただいております。
ある方に「神社っぽい」と言われ、そのまま使わせて頂いている次第です。
「神頼み」の前に「紙頼み」
主な仕事は紙に書き出して思考整理のお手伝いをすることです。
あるいは、自分自身で紙に書き出して思考整理をする力を身につけるお手伝いをすることです。
「困った時の神頼み」と言いますが、小野神社では「困った時の紙頼み」なのです。
紙に書き出すことで、思考の整理が進む、問題が解決する糸口が見える、ということは実際に経験された方も多いでしょう。
悩んでいること、困っていることをとりあえず、書き出してみると、それだけで、漠然とした不安が消えていくことがあります。
箇条書きにして、それを眺めていると、優先順位がついたり、解決へのアイデアを思いついたりした、というようなこともあります。
ご自身で経験がなくとも、そうした経験をされた方のお話を聞かれたこともあるかもしれません。
紙と書く道具だけで、思考や心を整えることができる、というのは簡単で、かつ力のある方法だと考えています。
誰かに話を聞いてもらいながら、目の前に紙を広げてそこに言葉を連ねていくと、それを見ているだけでヒントが得られることがあります。
また、自分一人で思いつくことをどんどんと書き出していくことで、思考が広がっていく事があります。断片を書いていくだけでも、気持ちが整理できることもあります。
紙に書き出すことを「紙頼み」に喩えて、神社と謳っているわけです。
実際に、神頼みをする場合には、神様にお願いごとをするわけですから、言葉にして説明できた方がいいと個人的には思っています。
全てをおまかせするよりも、自分の困っていることや悩んでいることをきちんと言葉で説明して、「こんなふうに解決したらうれしい」ということまで伝えた方が神頼みの効果も高いのではないでしょうか。
神頼みをする前にも、神さまにきちんと通じる様に言葉にしていくことは必要ではないですか?という考え方です。
ですから、「神頼み」の前に「紙頼み」。
紙は鏡に通じる
紙は鏡に通じる、とおっしゃった方いました。
鏡が紙に通じる、かもしれません。
「かがみ(鏡)」から「が(我)」を取ると「かみ(神・紙)」になる。
なんとなく、神社っぽい雰囲気の文章になりました。
私自身も紙は自分の心や思考を映し出す鏡のようだと感じることがあります。
言葉にしたり絵にしたり、なんでもいいのですが、紙に書き出すことで空中をふわふわと漂っていた思考が固定化され、実体を持っていくのだと思います。
自分自身の姿は鏡に映すことで見ることができます。
しかし、思考や心のなかのものはなかなか形にして見ることができません。
書き出すことで、断片でも自分の考えを確認することができるというのは凄いことだと思います。
書かれなければ、自分以外の人にとっては「ない」と同然のものなのに、書くだけで他の人にも認識してもらうことができるのですから。
近頃よく聞く「言語化する」ということも、自分の思考や心を見える形にし、それを周りの人と共有していくことを指しているのではないでしょうか。
紙は鏡に通じ、自分の心や思考を映し出すことができる、というのを原点に「書くこと」について発信しているのが小野神社でもあります。
メモやノートはお守りになる
「書く」ことに切り離せないのはメモやノート、そして筆記用具です。
近頃はデジタルツールも含まれます。
こうしたものは、あるだけで安心するお守りのようなものに感じることがあります。
それは、いつでも思いついたことをメモできるという安心感です。
あるいは、いつでも読み返せるという安心感でもあります。
書き留めたノートやメモは自分の分身のような存在です。
折々に読み返し、新たな発見やヒントを得られるという点で、大切なものです。
ものすごくノートや筆記用具にこだわっているわけではありません。
しかし、使いやすく、長く使い続けられるもの、私自身の思考を広げたり、言葉にすることを助けてくれる道具に愛着を持って使い続けることには関心があります。
よき道具にで得ることは喜びでもあります。
書くことを通じて、書く道具にも触れていけたらと考えております。
「紙1枚にまとめる」を中心にしつつ、書くことを愉しむ
そうは言いつつも、堅苦しいことは考えておらず、純粋に書くことを愉しみたいという心もあります。
近頃は下手なりに筆ペン習字を習ってもいます。
紙1枚という文脈で発信をしていたこともあります。これからもするつもりです。
紙1枚にまとめる、というと仕事力を高める、ビジネス的な意味が多いように感じるのは、私だけでしょうか。
これは受け取り手の感じ方なので人によって異なることです。
私自身は、「書く」ということで人生を豊かにし、自分を肥し、それをまた、他の人におすそわけしていけたらいいなと考えております。
仕事の枠を広げ、仕事を愉しみ、また生活の彩りも豊かにするという点で書くことを愉しんでいけたらいいと思っているのです。
その一つの方法として自分のホームページも開設しました。
仕事にも活かせ、人生を楽しむことにも「書く」を取り入れていくヒントなども発信していきたいと考えております。どうぞ、よろしくお願いいたします。